2017/06/05

福岡市のインキュベーション施設、FUKUOKA Growth Next(旧大名小学校内)に拠点を構える(株)New Revo.は6月5日、スマホを使ってバーコードを読み取り、クラウド上で在庫管理ができる小売・EC事業者向けサービス「NRクラウド在庫管理」のβ版テストの提供を開始した。

同社代表の物流倉庫での業務経験から、アナログな在庫管理による物流現場の効率の悪さを課題と感じ、開発を開始したもので、中小企業の物流現場の効率化の一助となるよう、中小企業の物流現場に在庫管理ソリューションを提供していく。

多くの中小企業ではこれまで紙の台帳や、Excelで在庫管理しており、作業の手間、不正確さ、煩雑さが課題とされてきたが、高価だったバーコード読み取り機器は必要なく、手持ちのスマホアプリで読み取れて、バーコードも自動発行可能なことから、コストを抑えたい中小企業にもうってつけ。

●NRクラウド在庫管理の3つの特徴

(1)バーコードの発行：中小企業の多くは、バーコードがないPB(プライベートブランド)、LB(ローカルブランド)、オリジナルブランドを取り扱っており、その場合オリジナルのバーコードを発行できる。

(2)スマホでスキャン：従来、在庫管理にはバーコードを読むハンディターミナルが必要で、とても高価だとの声が多かったことから、スマホアプリのハンディスキャナでバーコード読み取りを実現。

(3)データをクラウドで管理：導入したその日からサーバーや機器が必要なくクラウド上で在庫管理できる。

NRクラウド在庫管理は、2017年秋頃に正式リリース予定で、今年度の目標は導入社数300社、5年で国内No.1の在庫管理アプリケーションへと成長を目指す。