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エアロセンス・ZMP、自動運転車からドローンに給電する仕組みを構築

2017/04/24

エアロセンス(株)と(株)ZMPは4月21日、自動運転車と連携した有線給電によるドローン自律飛行の取り組みを開始したと発表した。

これまでドローンは、バッテリーの制約により、長時間飛行することができず、また通信の規制により、上空からの長距離リアルタイムデータ伝送ができないため、長時間の巡視業務などには応用が難しいという課題があった。

これらの課題は、地上と有線でつなぐことで克服することが可能。そこで、ZMPの自動運転ソリューション「RoboCar」を搭載した自動運転車両に発電機を積み、給電ケーブルをドローンとつないで連携動作させるようにした。ZMPが開発した台車型ロボット「CarriRo(キャリロ)」に発電機を積む方法も提供する。自動運転車両やキャリロがドローンを追尾するように移動して給電を続けることで、長時間の安定したフライトを実現する。

エアロセンスとZMPは今後、インフラ管理や警備のリーディングカンパニーと協業しながら、特に長時間に渡って飛行の安全性が求められる、重要インフラ施設やイベント会場周辺でのより効率的な巡視を実現し、環境にやさしく安心して暮らせる社会の構築に貢献していく考えだ。

システム概念図

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