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アルテック、米国フェッチ社の物流支援ロボットを販売開始

2016/11/02

アルテック(株)は11月1日、米国フェッチ・ロボティクス社の物流支援ロボット「freight」(フレイト)の独占販売を行う米国Innovation Matrix, Inc.(IM社)とパートナーシップ契約を締結したと発表した。このパートナーシップ契約により、アルテックは同日からフェッチ社の「認定システムインテグレーター」としてフレイトの国内販売を開始する。

フレイトは最大100kgまでの荷物を積載できる自律走行型物流支援ロボット。荷物を搬送させることで、作業員はピッキング作業や組み立て作業に集中することができる。

施設内における荷物の積み下ろし場所や充電場所などの基本情報だけでなく、エリアごとの移動優先ルート、速度マップ、立ち入り禁止区域などのルールも記憶させることが可能。導入企業は、移動ルートに沿った導線を設置する必要がないため、急なレイアウト変更などにも柔軟に対応することができる。

利用者のニーズに合わせてカスタマイズすれば、様々な用途に活用することもできる。タッチスクリーンと棚(シェルフ)をフレイトに組み合わせた「hmiシェルフ」は、荷物を荷積み場所から荷下ろし場所まで動かしたり、パーツ部品をキッティングエリアから組み立てラインまで搬送したりすることに適しており、バーチャルコンベアの役割を果たす。また、カートとフレイトを組み合わせた「カートドック」は大型の部材を移動させることに適している。

さらに、RFIDなどのリーダーとフレイトを組み合わせる「データサーベイ」を用いれば、在庫の管理業務を円滑に行うことができる。通常業務に対する影響が小さい深夜に「データサーベイ」を利用することで業務効率を高める効果が期待できる。

フレイトの仕様
重量:68kg
サイズ:直径559mm、幅508mm、高さ359mm
積載量:100kg
最大速度:2.0m/秒
稼働時間:9時間
充電:自動ドッキング

(上)フレイト本体
(下)カスタマイズ例

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