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オムロン、人工知能搭載の自動搬送ロボットを発売

2016/10/03

オムロン(株)は10月3日、人と機械が協調したモノづくり現場の実現に向け、米国子会社オムロンアデプトテクノロジーズ(OAT)が開発した「屋内用モバイルロボットLDプラットフォーム」2シリーズ4形式を2017年1月20日より世界33カ国で一斉に発売すると発表した。

独自の人工知能(AI)技術を搭載した「モバイルロボットLD」は、自動車や電子部品、食品・医療品などのモノづくりの現場はじめ、研究施設、物流倉庫など様々な屋内空間において人や障害物を自動で回避しながら最適なルートを自ら考え、決められた場所に荷物を届ける搬送ロボット。

今回の発売ではユーザーカスタマイズタイプ「OEM」と台車付オールインワンタイプ「カートトランスポーター」の2シリーズを用意。「OEM」は上部にユーザー自らがキャビネットやコンベアなどを取り付けることで使用環境に合わせた最適な自動搬送を実現する。

日本をはじめ世界の先進国では労働人口が減少し、新興国では人件費が高騰、モノづくりの現場では作業者の小さなミスが大きな品質トラブルや生産性の低下につながるなど、解決すべき課題が山積みしている状況で、「モバイルロボットLD」はモノを移動させるという単純・単調で重労働な作業から人々を解放し、より創造的な分野での仕事に従事してもらうことで生産性や品質の向上といった社会的課題解決に貢献していく。

●OEM(ユーザーカスタマイズタイプ・上)、カートトランスポーター(台車付オールインワンタイプ・下)

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