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矢野経済研究所、プリンタ世界市場の調査結果発表

2016/07/04

(株)矢野経済研究所は、プリンタ(出力機器)の世界市場の調査を実施し、6月24日に発刊した。

同調査によると 2015年度のプリンタ世界出荷台数は、メーカー出荷ベースで1億350万台。2016年度の同出荷台数は前年度比102.4%の1億600万台と予測される。

2015年度は中国市場の成長鈍化や欧州市場の景況感の不安などからプリンタの世界出荷台数は伸び悩んだが、2016年度は6月にドイツで開催された国際印刷・メディア産業展「drupa2016」の影響などから業務用プリンタの新機種が発表・発売されるなど市場が活気付き、業務用プリンタが市場を牽引していくと睨んだもの。

またプリンタ世界出荷金額は2015年度のメーカー出荷ベースで6兆2,675億円で、2016年度は前年度比100.5%の6兆3,000億円になると予測。さらに2015年度のデジタル印刷機世界出荷台数はメーカー出荷ベースで7万1,165台に対し2016年度は前年度比107.3%の7万6,352台と予測する。

その先の見通しとしては、需要の裾野拡大によるエントリー(Light-Pro)モデル導入台数の拡大と、提案型営業強化による高位モデルへのリプレイス需要などが期待できることから、2015年度から2019年度までの年平均成長率が7.2%で推移し、2019年度の同出荷台数は9万4,000台に達すると予測されている。

調査要項は以下の通り
1.調査期間:2016年4月~6月
2.調査対象:プリンタ(出力機器)メーカー・販売店/パートナー・各種部材メーカー
3.調査方法:同社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用

※本調査におけるプリンタとは、オフィス向け(ページプリンタ【中-低速】、MFP【複合機/複写機】、インクジェットプリンタ)、業務用/産業向け(シリアル・インパクト・ドット・マトリクスプリンタ【SIDM】、ライン・インパクト・ドットプリンタ、ページプリンタ【高速】、デジタル印刷機、LFP(Large Format Printer:大判プリンタ)、コンシューマ向け(フォトプリンタ・インクジェットプリンタ)の各機器を対象としている。

資料名:「2016ビジネスプリンタ市場の実態と展望」 
体裁:A4判459頁
定価:190,000円(税別)
http://www.yano.co.jp/

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