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ゼブラ・テクノロジーズ、IoTの新ビジョンを発表

2016/06/23

ゼブラ・テクノロジーズ・ジャパン(株)は6月22日、モトローラ・ソリューションズの企業向け事業買収から18か月を経て、拡大するエンタープライズ・アセット・インテリジェンス(EAI)分野に取り組む企業に向けたビジョンを発表した。

「Visibility That’s Visionary(『見える化』で始まる現場の変革)」を掲げる同社は、業務上重要な人・モノ・業務の状態を追跡し、内容や位置、状態を正確に把握することにより企業の能力を高め、現場でのスマートで迅速な意思決定、また収益向上を実現する。

同社は40年以上にわたり、今日のIoTテクノロジーを構成する要素技術の開発に取り組み、センサー、バーコード、RFID、ワイヤレス・ネットワークを含む自動認識(AIDC)市場で世界をリードしてきたが、今、時代はIoTによって物理的なモノがデジタル化される新フェーズに突入している。各種技術の変革により、AIDC市場はEAIを重視したより戦略的なものへと進化している状況の中で、現在、フォーチューン500企業の95%が、小売、製造、運輸・物流、ヘルスケア分野でゼブラのソリューションを使用してこのフレームワークを活用している。

同社が全世界の買物客を対象として実施した調査によれば、小売業界をけん引するのは優れた顧客サービスであることが分かっており、買物客の64%が顧客サービスが優れている店から買いたいと回答、41%が最新技術を活用して従業員が接客をしている店舗が魅力的であるとしている。

さらに同社の世界ウェアハウス・ビジョン調査では、回答者の40%以上が倉庫への投資の必要性を示す指標として納期の短縮化を挙げており、特にサービス向上に関する顧客の期待が高まる中、製造や運輸・物流のプロセスを把握できるようにすることで顧客の要望に合わせ迅速に納品する技術が求められている。

ゼブラ・テクノロジーズ バイス・プレジデント兼アジア太平洋地域担当ジェネラル・マネージャのライアン・ゴー氏は「APAC(アジア太平洋地域)では引き続き成長が見込まれており、企業は業務に付加価値をもたらすテクノロジーを求めています。『見える化』で始まる現場の変革を掲げるゼブラは、このエリアのお客様がIoT、クラウド、モビリティを活用することを可能にし、最も重要な人・モノ・業務の状態をリアルタイムで把握できる洞察情報を提供し、生産性、顧客満足度、収益性を高めることができるのです」と述べている。

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