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NEC、「ものづくり見える化ソリューション」を発売

2016/06/21

日本電気(株)(NEC)は、IoTを活用した次世代ものづくりソリューション「NEC Industrial IoT」において、NECの工場で行った実証に基づいて生産現場のデータを収集・可視化し、生産性・サプライチェーン全体の流れ・品質の向上を実現する「ものづくり見える化ソリューション」を、6月21日より順次発売する。

またソリューションを支えるシステム基盤として、多種多様な設備・IoTデバイスとの接続に加え、画像認識などの「AI」・ExpEther(※1)や高信頼無線(※2)などNECの先進技術を活用し、「つながる工場」を具現化するエッジコンピューティングソリューションも今後順次販売していく。

これは同社が行った生産革新やIoT実証に基づき「スループット」「品質」「オペレーション」の見える化機能を実現するメニューを提供するもので、スループット見える化では、ものづくりにおける滞留を最少にし、最も短いリードタイムで効率的に製品を製造・供給することを目指し、オーダ滞留状況や積算コストを見える化し、原因を分析して改善活動につなげる。

スループットの価格は各500万円から、提供開始時期は2016年10月。物体指紋認証による個体識別の価格は個別見積、提供開始時期は2017年度上期となっている。

※1ExpEther:分散配置された複数の機器を遠隔地の1台のコンピュータに低遅延で接続することで、機器のリアルタイムな集中制御を実現するNEC独自のネットワーク技術
※2高信頼無線:工場のようなロボットや金属による電波の反射・減衰などが起こりやすい過酷な環境でも、コンピュータと製造機器との安定した無線ネットワーク接続を実現する技術

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