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東亜ソフト、IoT技術を使った温湿度管理ソフトを発売

2016/04/25

東亜ソフトウェア(株)はこのほど、(株)アイエスエイと協業し、IoT技術を使うことで装置や環境の温度・湿度データの収集管理と異常時の通知を、短時間で簡単にシステム化できる「EdgeView5(エッジビューファイブ)」を開発したと発表した。 5月から出荷を開始する。

温度・湿度に異常が発生した場合、その多くはその近傍の計測器に蓄積されたデータを取りに行く運用が一般的。IoT技術を持ち込めば、遠隔場所にある計測対象の温度・湿度を逐次ネットワークに流せ、異常発生時には業界標準プロトコル(SNMP)で監視情報を通知できる。

今回発表した「EdgeView5」は、初めての者でもIoT 技術を意識することなく温度・湿度データを収集したり、遠隔におかれた個々の計測装置の管理が行えるソフトウェア製品となる。温度・湿度が高精度で計ることができ、ネットワーク機能に優れた IoT機器として、2015年発売の アイエスエイ社製「NetEdge」シリーズを採用している。

「EdgeView5」では、IoT 技術を利用する小規模システムから、既存のIT機器管理システムと連携運用する温度・湿度監視を付加でき、利用者が抱える課題、「どのようにデータを収集するか」や「温度変化は問題ないか」、「閾(しきい)値を超えたら警告を受け取れるか」などに集中して結果を提供できるようになる。

例えば食品流通なら、原材料冷蔵庫や加工場、仕分け作業場など、衛生面から区切られている室内の温度・湿度の管理を「EdgeView5」で一元的に実施し、食品加工と流通の温度維持保証に貢献る。そのほか、企業のサーバールーム、オフィス・店舗、公共施設などでの活用が考えられる。

価格は29,800円(税別)。無償で30日間の試用がができる。

●「EdgeView5」の主な特長
・最大5台のNetEdge(温度・湿度計測点最大10点)を1台のPCでデータ収集できる
・1台のPCやPCパッドで複数拠点の現在の温度や温度変化を把握できる
・温度変化は逐次記録され、見たい日付や時間でグラフ表示できる
・1日に最大6回、指定した時間の温度や湿度を電子メールで報告できる
・注意値、警告値を設定でき、異常発生時に知らせる
・ネットワーク警告灯「警子ちゃん」と連携でき、異常を光と音で知らせる
・30日間の無償お試し利用ができる

●「EdgeView5」概念図

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