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日通総研、倉庫作業分析ツールにダッシュボード機能追加

2016/04/20

(株)日通総合研究所は4月19日、昨年10月にリリースした倉庫作業分析ツール「ろじたん」の新機能として「物流ダッシュボード」の提供を開始した。

「ろじたん」はスマートフォンとWebの連携で、倉庫内の作業時間を計測し、その結果を集計・分析できるツール。従来の機能でもWebブラウザから集計結果の確認や、分析ツールを使ったグラフ作成は可能だった。今回新たに追加した「物流ダッシュボード」は、これまで以上に分かりやすく、数値を直感的に捉えられるようビジュアル化してレポーティングする。

さらに「ろじたん」で取得した作業時間データと、WMS(倉庫管理システム)から取得した作業実績データを連携させることで、出荷生産性やピッキング生産性といった物流KPIを瞬時にひと目でわかるようビジュアル化して示すことも可能。

WMSで入出庫データを管理していても、それらがうまく活用されていない現場は少なくない。また、WMSデータからKPIの算出やレポートを作成しようとすると、集計・分析などの加工が必要となり、時間と労力が掛るため日常業務の中で行うのは困難だ。

「物流ダッシュボード」なら、同社が提供するファイル共有システムにWMSから抽出したデータを格納するだけで、要望に沿った項目のKPIをビジュアル化した「物流ダッシュボード」として、日々Webブラウザから閲覧することができるようになる。作業生産性だけでなく、あらゆる角度から分析した指標を見ることができるので、ボトルネックの発見にも役立つ。

●物流ダッシュボードの画面サンプル(上)とデータフロー図(下)

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