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日通総研、倉庫作業の実績管理アプリを期間限定で無償提供

2016/02/12

(株)日通総合研究所は2月10日、昨年10月に提供を開始した「ろじたん」に、新機能として追加した「実績管理アプリ」を2月10日より期間限定で無償提供すると発表した。期間は2017年3月31日まで。

「ろじたん」はスマートフォンとWebの連携で、倉庫内の作業時間を計測し、その結果を集計・分析できるツール。今回追加された「実績管理アプリ」は、タブレット(もしくはスマートフォン)とバーコードリーダーを使い、名札および作業指示書に表示されたバーコードをスキャンしてから「ピッキング」や「検品」「梱包」といった倉庫作業を行うことで、「誰が」「どのくらいの時間で」「どの作業を」行ったかの情報を簡単にデータとして取得できる。

先発の「ろじたん・時間計測アプリ」は、倉庫作業全体の時間計測を行うもので、全体の流れや履歴を追うことは可能だったが、作業一つひとつに掛かる時間にまで細分化された情報の取得は困難だった。新機能の「実績管理アプリ」を使えば、作業単位の所要時間がデータ化できるのに加え、そこから個人別の生産性を算出することが可能になる。

紙の作業指示書もしくはピッキングリストなどを用い、日々の作業管理を行っている倉庫では、これまで手間だった作業実績のデータ入力作業がなくなり、より正確な実績データを手軽に取得できる。また、担当作業者と対応商品の紐付けができているため、商品納品後に破損などの問題が生じた場合、原因を追跡できるトレーサビリティ機能としても活用できる。原因が判明することで的確な対応や改善教育も行いやすく、品質の向上に繋がる。

●実績管理の概念図

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