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アイブイピーほか、越境ECサイト支援サービスを強化

2015/12/24

アイブイピー・アジア・カンパニーと(株)インフォキュービック・ジャパンは12月16日、越境ECサイトの立ち上げから海外でのプロモーション業務の支援に向け、業務提携契約を締結した。アイブイピーは中国向け、英語圏向けの越境ECサイトの立ち上げを支援し、インフォキュービックはサイトは販売促進を支援していく。

市場調査事業を行うeMarketer社の資料によると、2018年のグローバルEC市場は約298兆円と、日本国内のEC市場の約15倍だった。また、2015年5月に経済産業省が発表した「平成26年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」によると、日本の越境ECサイトからの購入額が、2014年と2018年の比較で中国の消費者の購入額が6,064億円から13,943億円に、アメリカの消費者の購入額が4,868億円から7,803億円と、ともに約2倍成長することが示されている。こうした越境ECビジネスの伸びしろを背景に、アイブイピー社、インフォキュービック社は連携したサービスで事業者をサポートしていく。

また、両社はTPP始動後に、現地に事業所やサーバーを設置せずにEC事業が行えることや、貨物到着から原則48時間以内に荷受の許可を出しやすくなるなど、日本企業がグローバル市場に進出しやすくなる状況を見通すなど、越境EC事業に対し追い風が続くことを強調。外国人へのアプローチとして、訪日の際に商品の良さをアピールし、帰国後にサイトへ誘導するという手法も効果的としている。

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