2015/12/04

インクリメントＰ(株)は12月3日、法人向け地図API「MapFan API（マップファン エーピーアイ）」をバージョンアップし、物流や配送システムでの利用の際に役立つ大型車規制考慮ルート検索およびVICSに対応したと発表した。また、インバウンド向けサービスに最適な多言語マップに新たにタイ・インドネシア語版を追加した。

大型車規制考慮ルート検索は、大型自動車の種別（大型乗用車／大型貨物／特殊大型）・総重量・車幅・車高・危険物有無を指定し、該当する自動車の通行が規制されている道路を回避したルートを検索することができる。大型自動車が侵入した際に逃げ道がなく、重大な危機につながりかねないトンネル・高架下・橋・アンダーパスの規制情報を考慮したルートが検索される。現在の対応エリアは、東京都・大阪府大阪市・愛知県名古屋市の3エリアだが、今後全国に順次拡大予定。

VICS対応については、VICSからリアルタイムで提供される渋滞情報および交通規制情報、駐車場満空情報を地図上に表示することが可能となった。さらに、その渋滞情報を考慮したルート検索して最も早く目的地へ到着するルートを検索できる。

また今回、多言語地図のラインアップに、タイ語・インドネシア語を追加したことで、6言語7種類の地図を使用できるようになった。従来は日本語／英語／中国語[簡体字／繁体字]／韓国語の4言語5種類対応だった。