2015/10/27

日立物流ソフトウェア(株)は10月27日、延べ600社に導入実績がある倉庫管理システム「ONEsLOGI／WMS」に、在庫を見える化するオプション機能を追加した。可視化することで、在庫管理に求められている異常在庫の早期発見や在庫の配置換えによる保管効率の改善が図れるシステムだ。

従来の在庫・倉庫管理システムは、物流現場での精度向上や業務の平準化が主目的だったが、システムが取得したデータを様々な角度から分析する機能が求められている中、とくに要望の多かった在庫の可視化機能を製品に反映させた。

　

(株)日立ソリューションズ東日本からOEM提供された生販在調整・在庫可視化ソリューション「SynCAS PSI Visualizer」を「ONEsLOGI／WMS」プラットフォームに組み込み、「ONEsLOGI／Visualizer」としたもので、在庫情報をシームレスに連携させ、手軽に在庫分析ができるようにしている。

大量な品目に対しても在庫状況をグラフィカルに一覧表示でき、過去の在庫推移をもとに異常在庫を早期にみつけることが可能。全製品に対象に在庫推移から視覚的な異常在庫検出を支援し、取扱部署→製品カテゴリ→個別製品など、集計範囲を一段階絞ってより詳細な集計を行う「ドリルダウン」手法で、問題製品の絞り込みもでき、在庫日数等で問題製品を抽出することも可能だ。