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200℃の高温で反復利用できる耐熱ICタグを開発

2015/09/15

トッパン・フォームズ(株)は9月14日、自動車の塗装ラインなど、200℃までの耐熱性が求められる環境でも繰り返し使用可能できるUHF帯耐熱ICタグを開発したと発表した。従来の繰り返し使えるUHF帯耐熱ICタグの耐熱性は100℃程度が限界で、200℃に耐えるICタグでも、繰り返し使用で切る製品はなかったという。

同製品は、耐熱性能に優れたセラミックス基板及び独自の内部構造を採用することで、従来品と比較し大幅に耐熱性を向上させ、社内試験で1,000回(1年相当)以上の反復使用が可能であることを確認した。
 
同社はRFID(電波による個体認識)が、現在、インダストリー4.0が示すスマートファクトリーで重要とされる"見える化"の基幹技術であり、今回の製品が、自動車の塗装ラインなどの高温環境下におけるステータス管理を実現し、製造工程における一気通貫の"見える化"が可能になるとしている。

また、同製品を断熱材で被覆すると、200℃以上の高温に対応可能。製鉄所の溶銑など、さらに高温で人が近づけない製品の管理もできる。


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