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富士通、スマホの活用可能な車両運行ソリューションを発売

2015/08/07

富士通(株)は8月6日、ロジスティクスソリューション「Logifit(ロジフィット)」シリーズに、運行管理ソリューション「FUJITSU ロジスティクスソリューション Logifit TM-NexTR(ティーエム ネクストラ)」(Logifit TM-NexTR)を新たに追加し、パッケージ版とSaaS版の販売を開始した。

「Logifit TM-NexTR」は、運行車両の分析や運行業務の支援を行うソリューション。今回、大型車両ではデジタルタコグラフを活用し、中小型車両やデジタルタコグラフを取り付けにくい傭車にはスマートデバイス(スマートフォン、タブレット)を活用するなど、デバイスの混在運用を可能とした。

また、車両状態のセンシング情報(速度、燃費、温度など)を収集する機能や、ドライバーのバイタル情報を収集し眠気を予兆段階から検知する機能と連携できるため、現場環境の見える化を実現する。専用の車載機などが不要なため運用コストの大幅な削減につながるほか、安全かつ品質の高い輸配送業務を行うことが可能となった。

また、同社の配車支援システムと連携することで、走行時間や荷積み・荷卸しにかかる時間などを総合的にシミュレーションし、複数拠点を経由する場合でも店着の予定時間を予測することが可能。また、VICSによる各道路の速度規制や渋滞などを加味したナビゲーションによる経路案内や到着時刻予測を管理することで、輸配送業務をきめ細やかにサポートすることもできる。

販売価格(税別)はSaaS版で基本980円から(スマートデバイス1台当りの月額料金)、パッケージ版で基本3,500,000円。販売目標は2017年度末までに50,000ライセンス。

●システムイメージ図

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