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NEC、画像認識による自動出荷検品ソリューション発売

2015/07/24

日本電気(株)(NEC)は7月23日、食品・飲料品・医薬品など立体物の商品を画像認識技術を活用して自動検品する「画像・重量検品ソリューション」を発売した。

NEC独自の高速・高精度な画像認識技術と重量計を活用し、検品対象の商品を予め登録した商品の画像・重量情報と照合することで、商品の品目と数量を瞬時に特定する。

物流現場では、通販市場の拡大や、企業のグローバル化、国際間取引の増加などに伴い、小口貨物の増加や荷物の多様化が進んでいる。物流工程全体の自動化が進む中、検品業務に関しては人手による目視確認が多く行われており、また、類似品の誤認識を防ぐために二重・三重で読み合わせ検品を行なっているケースもある。このため、品質を確保しつつ、自動化による検品業務の効率化が求められている。

同ソリューションでは、バーコードなどの商品識別情報や人手による目視確認がなくても自動で正誤の確認を可能となり、物流現場の出荷検品業務の効率化と品質確保を同時に実現する。画像を保存することで、出荷内容の確証としても利用できる。

また、商品表面に特徴が少ない、違いのほとんどない商品が複数存在するなど画像認識に適さない商品に関しては、画面上に商品の画像とチェックポイントを表示。これにより、目視検品をサポートし、精度や効率の向上を実現する。

価格は検品ユニット5台の場合、画像認識サーバとDB/WMSインターフェースサーバ、管理端末、標準セットアップ費含め5,000万円(税別、カスタマイズ費別途)。同社は今後3年間で50社での導入を販売目標に掲げている。


ソリューションの概念図

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