2015/03/13

「Yahoo! JAPAN」を運営するヤフー(株)は3月11日、スマートフォンおよびタブレット向けアプリ「Yahoo!カーナビ」の渋滞情報を強化すると発表した。

従来のリアルタイムのVICS情報に加え、Yahoo!カーナビ利用者がアプリを使って実際に走行した情報（プローブ情報）を元にした独自の渋滞予測データの提供する。今年4月から開始する予定で、従来カバーできていなかった道路を含む広範囲の情報や、VICSとプローブをミックスさせた情報の高密度化など、渋滞情報の品質が高まる見込み。

また今夏から、三井住友海上火災保険(株)のアプリ「スマ保『運転力』診断」と連携し、Yahoo!カーナビを利用するドライバーの安全運転を支援する。スマートフォンの加速度センサーやGPS情報などを基に、アプリ上でドライバーの運転傾向の分析・診断が表示できるようになる。

ヤフーはカーテレマティクス事業に参入する意向で、Yahoo!カーナビをさらに拡充していくことと並行し、Yahoo!カーナビと親和性の高い自動車損保・販売などの領域のパートナー企業と連携する「ヤフーカーナビプラス（仮称）」の構想を今後進めていく。

●ヤフーカーナビプラス（仮称）の事業構想