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川崎重工、高速パレタイズロボットを新発売

2015/03/02

川崎重工(株)は2月25日、高速パレタイズロボット「CPシリーズ」を3月1日に発売すると発表した。グローバルに拡大するロボット需要に対応するため、従来シリーズをさらに進化させた新シリーズの投入になる。

CPシリーズは、物流工程の箱物、袋物などを対象とするパレタイジング用ロボット。最大可搬質量180kgの「CP180L」、300kgの「CP300L」、500kgの「CP500L」の3タイプを揃え、従来の「ZDシリーズ」相当機種と比べて可搬質量をそれぞれ50kgアップさせた。

また「CP500L」では、従来の「MDシリーズ」相当機種(MD500N)と比べ、本体質量を38%低減。さらに500kgまでのすべての可搬質量の領域で業界最速の搬送能力を有する。

●主な特徴
(1)高い搬送能力
パレタイズ作業のスピードアップに最も重要な旋回軸の駆動機構を強化することにより、2,050サイクル/H(CP180Lで可搬質量130kgの場合)という業界最速の搬送能力を有する。これによりタクトタイムが短縮し、物流のスピードアップに貢献する。

(2)広い動作範囲と大きな可搬質量
左右方向1,800mm、前後方向1,600mm、上下方向2,200mmの積み付け範囲に対応した広い動作範囲を有する。また、最大可搬質量180kg、300kg、500kgの3タイプを揃え、対象ワークやハンドに合わせた最適な可搬質量のロボット選択が可能。

(3)パレタイズ専用ソフト「K-SPARC」(オプション)
パソコン上でワーク、パレット、積み付けパターンを選択するだけで、簡単に動作プログラムを生成することが可能。また、レイアウト検討や動作シミュレーションも行うことができ、作業性が向上している。


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