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NEC、物流過程の見える化ソフトをアジア展開

2015/02/05

日本電気(株)(NEC)は2月3日、輸送中の貨物の現在ステータス(現在位置や在庫情報)の確認、物流オーダーの一元管理を可能にするソフトウェア「Logistics Visualization System」の販売を開始した。今後、2018年度末までに10か国20事業者以上へ導入するグローバル展開を目指す。

現在、アジア圏の物流事業者の多くは、荷主から貨物の輸送状況に関する問い合わせを受けた際、社内の各部門や関連事業者へ直接確認している状況。このため、荷主への回答に時間を要することや、問い合わせ対応工数の増大が課題となっている。

同ソフトでは、物流にかかわる各事業者(荷主、運送業者、通関業者など)が個別に付与する貨物の管理番号を相互に紐づける機能を持ち、どの管理番号で検索しても輸送中の貨物の現在ステータスを即時に把握可能。この物流過程の“見える化”により、荷主からの問い合わせ対応の迅速化・効率化や、万一の輸送遅延への早急な対応を実現する。

また、輸送オーダーの受付から在庫管理、請求・支払いまで一元的に管理する機能もある。関連事業者の入札、ルート・料金シミュレーション、スマートデバイス連携などの機能も付加することも可能で、物流サービスのさらなる高品質化や業務効率化を実現する。

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