[最新ニュース] IT・マテハン

三菱倉庫、新システム「G-MIWS」を全国展開へ

2015/01/16

三菱倉庫(株)は1月14日、新倉庫保管・配送センターシステム「G-MIWS」について2016年度末までに全国44倉庫へ導入を開始すると発表した。開発投資額は約50億円。

「G-MIWS」は国内外一体となったロジスティクスサービスの拡充を支援するシステムで、同社の主力倉庫の一つである東京の大井倉庫などで導入していた。今回、サービス品質の向上とローコストオペレーションに効果が確認されたのを機に、全国展開に踏み切った。さらに、海外の倉庫への導入も順次進めていく。

「G-MIWS」では、物流サービスの品質向上のために、顧客の商品のロット情報などきめ細かな在庫管理が可能。商品の動きをタイムリーかつ的確に追跡できるようトレーサビリティ機能も強化している。24時間365日稼働を可能とすると同時に、大規模災害対策として遠隔地の災害対策センターにバックアップサーバが用意されている。

倉庫運営コストを削減に寄与するのも大きな特徴で、倉庫に係る業務全般を俯瞰できるKPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)管理機能を付加し、全体最適を図ることができる。システムに蓄積されたデータを有効活用して様々な分析に活かすためのデータダウンロード機能を強化。最新の情報技術を利用することにより、システムの操作性を改善し作業効率を向上させている。

|↑一覧に戻る|