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三菱重工、シンクロ制御可能な50トンデッキクレーン3基納入

2014/10/29

三菱重工業(株)は10月28日、シンクロ(同期)制御機能を持つデッキクレーンを開発し、第一弾として新来島どっくが建造した長尺貨物輸送船向けに50トンデッキクレーン3基を受注・納入したと発表した。

搭載された3基のデッキクレーンをシンクロ制御することで、長尺貨物の荷役を効率的で安全に行うことが実現した。このシンクロ制御機能は、本来独立した動きをする3基のデッキクレーンについて、一人の操作者が巻き上げ動作やジブ(腕)の上下動作を同一・一斉に制御が可能。

運転室以外にデッキ上からの遠隔操作が可能で、フックの制御基準位置を船体側と岸壁側でそれぞれ切り替えられる機能を搭載。船体が傾斜したような場合でも、積み降ろし作業を円滑にできるようになっている。

クレーン3基は長さ190メートルの輸送船が持つ全長155メートルの船倉(ホールド)に沿って50メートル間隔で配置された。これにより従来、分割輸送していた長尺貨物を一度に積み降ろしできるようになった。


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