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大成建設、庫内搬送に最適な電化フロア電動カートを開発

2014/09/26

大成建設(株)は9月25日、豊橋技術科学大学と共同で、屋内走行の搬送システムなどで使用する電動カートに対し建物の床からワイヤレスで電力供給可能な「電化フロア電動カート」を開発したと発表した。人が乗車した走行中の電動カートにワイヤレス給電することに成功したのは国内初となる。

電動カート、建物床材、高周波電源装置を一体化、電動カートにはワイヤレス給電式電気自動車の原理を応用したという。電化フロアは構成するコンクリート系・アスファルト系の床材、電極線路、金属箔などの部材を適切に組み合わせることで、電力エネルギーを効率的に送ることが可能となった。

電化フロアを適用することで、電動カートへの充電やバッテリーの搭載・交換が不要、走行距離の課題が解決。特殊な建材ではなく一般建築部材で構成することにより、設置の手間とコストが軽減できる。

大成建設では今後、この技術を実用化し、生産施設や物流施設など屋内で利用する電動搬送システムとして提案するとしている。

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