2014/08/11

積水化成品工業(株)（本社：大阪市北区）は、温度管理物流容器の「エスレンコンテナ　断熱折りたたみコンテナ」について、新たなラインアップとして「高断熱タイプ」を発売したと発表した。多様化する温度管理物流の市場ニーズに貢献するとしている。

同社では昨年6月に「エスレンコンテナ 断熱折りたたみコンテナ」（スタンダードタイプ）を発売したが、販売市場から容器のさらなる断熱性能を高める要望があり、高断熱タイプの開発を進めてきた。同製品は、従来の組立て、折りたたみの作業性、耐久性、衛生性に優れるなどの特長はそのまま活かし、「エスレンコンテナ」で実績のあるウレタン系の断熱材を活用し、温度管理性能を向上させたという。

＜特長＞

(1)温度管理性能がスタンダードタイプより優れている

高断熱タイプは冷蔵品（10度以下管理）の保管及び輸送に適している。10度管理時間はスタ

ンダードタイプに比べ約1.8倍、蓄冷材使用で約2.5倍の延長が期待できる。

(2)折りたたむことで、未使用時の保管スペースを節約できる

折りたたむと、高さが使用時から約60％ダウンする。

(3)独自の設計（特許出願中）により、組み立て、折りたたみ作業が簡単

(4)縫製品の断熱カバーと違い、PP樹脂製なので耐久性がある

(5)オールプラスチック製のため、洗浄機が使用可能で衛生的。また、金属探知機にも対応する

＜販売分野＞

温度管理が必要な分野、業界への販売を目指す。

・外食産業、小売・流通業

・宅配サービス、物流業

・食品メーカー

・農産物、水産物等の一次産品

・医薬品