シグマクシス、グローバル・サプライチェーンの構築支援を開始

(株)シグマクシスは8月１日、企業のグローバル・サプライチェーン構築支援サービスを開始した。シグマクシスは 6 月、サプライチェーン上に存在する複数企業の計画情報をクラウド上でリアルタイム共有するプラットフォームを提供する米 One Network Enterprises, Inc.(ワン・ネットワーク・エンタープライズ;以下ONE社)と戦略的パートナーシップを締結、同社製品・サービスの日本における販売代理および関連コンサルティングサービスの提供を行う体制を整備した。両社は市場変化とグローバル化への対応力を備えたサプライチェーン・モデルの導入をエンド・トゥ・エンドで支援する。

通常、サプライチェーンは、部品サプライヤー、物流業者、メーカー、小売業者など、複数企業によって構成され、それぞれが複数種類の計画を策定して需給を管理し、円滑なサプライチェーンの運営と自社の収益性の向上に努めている。サプライチェーン・マネジメントの目的は、計画をいかに効率的かつ高い精度と鮮度で管理するか、という点に重点を置かれていた。

しかし、市場の変化が激化していることに加え、グローバル化と共にサプライチェーンそのものが複雑化され、最終消費者から要求されるスピードも加速している現在、ユーザー各社は計画情報の鮮度や精度に加え、情報共有のスピードをいかに高め、市場の変化や拡大に迅速に対応するか、という課題に直面している。

ONE 社のクラウドソリューション「Real  Time Value  Network」は、クラウド・プラットフォーム上で、サプライチェーンを構成する企業各社の計画情報のリアルタイム共有を可能とし、計画と実行の連動を自動的に意思決定する仕組みを提供。サプライチェーン上で「ひとつ」の計画を共有し、グローバル市場の変化に即時・柔軟に対応する、情報共有リードタイムゼロのサプライチェーン構築を実現し、各社の売上拡大、各種費用や作業の削減、最終消費者の満足度向上にも貢献するソリューションだ。