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ダイフク、AGV向けワイヤレス充電システム新発売
(株)ダイフクは4月1日、低床式を含む既存のAGV(無人搬送車)に装着可能なワイヤレス充電システム「D-PAD」の新型モデルの販売開始した。
新型モデルは従来品比約60%小型化した新開発の充電コントローラに加え、マルチ電圧設定や幅広い 電池特性に対応することで、低床式を含む既存のAGVにも装着可能。手軽に自動ワイヤレス充電を実現できる。
また、作業待ち時間等、走行停止中に継ぎ足し充電することで24時間連続稼働させることが可能。充電のためにAGVを待機させることがないので、専用の充電エリアも不要となる。
ダイフクは1992年にニュージーランドのオークランド大学とワイヤレス給電技術の技術提携およびライセンス契約を締結。1993年には世界初のワイヤレス給電モノレール式搬送システムを実用化し、自動車工場や半導体工場の生産ラインを中心に数多くのシステムを納入してきた実績を持つ。そのワイヤレス給電技術を応用して開発された「D-PAD」は独自の構造により、一般的な円形パッド(コイル)と比較して、同じ大きさであれば伝送距離が約2倍となる。
●主な特長
(1)従来品比約60%小型化した充電コントローラにより、低床式を含む既存のAGVにも装着可能。
(2)充電コントローラはマイコン搭載で12V、24V、48V系のAGVにマルチ対応、幅広い電池特性に対応。
(3)送受電パッドは位置ズレが発生しても、電流出力を定格→20A→10Aと段階的に引き下げて充電継続。
●販売価格:オープン価格
●システム構成(上)、AGV装着例(下)
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