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京東、世界初のスピードを実現したマシンビジョン開発
京東集団は3月11日、京東物流が世界で初めて10秒で2,000件の商品バーコードを読み取れるマシンビジョンシステム「秒収」の運用を開始したと発表した。
「秒収」は京東物流が開発し、高度なアルゴリズムとマシンビジョンシステム技術により画像の解読・修正・識別を行い、同時にコードの読み取り、情報の収集、倉庫への入庫、貨物の分類等、複数の作業プロセスの完全なスマート化、自動化を実現する。
従来の入庫システムでは、人手でバーコードリーダを使用し、商品に付けられたバーコードを1つひとつスキャンしていたほか、配列が密な上、バーコードのサイズが小さく様々な種類が混在しているため、スキャンミスの発生等が課題となっていた。
●「秒収」について
ビデオカメラ部分を整列された商品のバーコード面に向けると、バーコード面のウエから下を自動でスキャンする。また、商品が載ったパレットが回転し、4面すべてをスキャンする。スキャンが完了すると、パレットが載った商品すべてが入庫完了となる。
10秒で2,000件のバーコードを読み取る高速スキャンに対応するため、ハードシステムには業界最高級の16Kラインスキャンカメラを採用し、超高感度解像率と視覚動態フォーカス等の高度な機能を備えている。
●「秒収」で商品バーコードをスキャンする様子
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