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ヤマトHD、平成29年3月期通期の連結業績予想を修正

2017/04/18

ヤマトホールディングス(株)は4月18日、平成29年1月30日に公表した平成29年3月期通期の連結業績予想を、下記のとおり修正した。

1.連結業績予想の修正
通期(平成28年4月1日~平成29年3月31日)(単位:百万円)

前回発表予想(A)営業収益1,460,000 営業利益58,000 経常利益58,500 親会社株主に帰属する当期純利益34,000

今回修正予想(B)営業収益1,460,000 営業利益34,000 経常利益34,500 親会社株主に帰属する当期純利益19,000

増減額(B-A) 営業利益△24,000(△41.4%) 経常利益△24,000(△41.0%) 親会社株主に帰属する当期純利益△15,000(△44.1%)

2.業績予想の修正の理由
宅急便取扱い数量の著しい伸長、労働需給の逼迫といった経営環境および労働環境がさらに厳しさを増す中、サービス品質や社員の労働環境を維持するため、費用が増加する見通しとなった。

同社グループは、昨今のeコマースの急拡大等により体制の構築が追い付かず、本年2月からヤマト運輸のセールスドライバーを中心に、社員の労働時間の実態を調査したところ、多くの社員が休憩時間を十分に取得できていない問題などが浮き彫りになった。当該事実を厳粛に受け止め、社員満足を向上させる取り組みの一環として、新たに認識した労働時間に対し、一時金を支払うことを決定した。

さらに、お客様へのサービス品質や社員の労働環境を維持するため、外部委託コストを中心とした費用が大きく増加する見込みとなった。

今年度からは働き方改革として「労務管理の改善と徹底」、「ワークライフバランスの推進」、「サービスレベルの変更」、「宅急便総量のコントロール」、「宅急便の基本運賃の改定」などを断行していくことで、より社員が働きやすい環境の整備に邁進するとしている。

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