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ANA、透明性ある食のサプライチェーンに参画

2017/01/13

ANAグループは1月13日、ブルーナンバー財団が世界で展開する、食に関わるサプライチェーン・プラットフォーム構築を目指す「ブルーナンバー・イニシアティブ」に日本企業として初めて参画すると発表した。

食の安全性やトレーサビリティ、生産過程における環境保全、生産活動に係る人権尊重に対して世界的な関心が集まる中、日本における透明性ある「食のサプライチェーン・プラットフォーム」構築を目指し、2017年1月よりブルーナンバー財団と協働して取り組む。

「ブルーナンバー」は、食に関わる生産者、販売者、消費者などの関係者を対象としたIDで、生産者は属性や生産地域、生産物を登録することで情報を広く一般に公開し、情報はブルーナンバー財団が独立および中立の立場で管理する。流通段階も含め食に係る全ての人・組織がIDを登録し、生産者から消費者までのサプライチェーンを「見える化」することでトレーサビリティと透明性の確保を目的としている。

ANAグループは、将来的に機内食などの食にかかわる分野においてプラットフォームを活用し、環境保全や人権尊重を含めた「食のサプライチェーンマネジメント」を強化することを目指し、安全・安心な「食」を提供するとともに、日本各地の生産者支援につなげる。

●ブルーナンバーにおけるサプライチェーン・プラットフォーム概念図

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