[最新ニュース] 経営/政策

全ト協「危険物荷卸し時相互立ち会い推進キャンペーン」実施

2016/11/01

(公社)全日本トラック協会タンクトラック・高圧ガス部会では、危険物の荷卸し時における相互立ち会いの推進について取り組みを進めてきたが、11月1日から14日までの期間、相互立会い推進のための全国一斉キャンペーンを実施する。

危険物の荷卸しにあたっては、混油、誤注入やオーバーフロー等の事故を防ぐため、荷卸しをする側、荷卸しを受ける側、双方の危険物取扱者が、危険物の油種、量、注入口、タンクの残量等をしっかりと確認し、静電気による災害等を防止する措置を取った上で行う必要がある。またこうした措置は事故を未然に防ぐための義務として、消防法第13条第3項をはじめ政令、消防庁からの通達等において確実に実施するよう明記されている。

ところが依然として、全国各地の危険物取扱所等において危険物の荷卸し時における事故が後を絶たず、これは荷卸しの際に、荷卸しをする側、荷卸しを受ける側、双方の危険物取扱者が立ち会って事故防止のために必要な確認を行わなかったことが、大きな原因の一つと考えられている。 

こうした事故は大災害へとつながる恐れがあり、防止対策の徹底は業界関係者に課せられた社会的使命であるという観点から、同キャンペーンは、広く関係先に対し危険物荷卸し時の相互立会いの必要性、重要性を周知、確実な相互立会実施の推進を目的としている。

●キャンペーン概要
期間:平成28年11月1日から同年11月14日まで
共催:石油連盟、全国石油商業組合連合会、(公社)全日本トラック協会 タンクトラック・高圧ガス部会
協賛:総務省消防庁
実施者:各都道府県トラック協会 タンクトラック・高圧ガス部会
重点実施事項:各都道府県トラック協会 タンクトラック・高圧ガス部会所属のローリー乗務員が、危険物の荷卸し先にて荷卸し立ち会い啓発チラシ等を配布し、危険物荷卸し時の相互(荷卸を受ける側、荷を卸す側)の立会いを呼びかける。

|↑一覧に戻る|