2016/10/13

（一社）日本物流団体連合会は10月12日、東京都千代田区の尚友会館において平成28年度第1回人材育成・広報委員会を開催した。

委員会開会に先立ち(株)マイナビ社長室HRサーチ部部長の栗田氏より「最近の学生の就職事情」と題した講演会が行われ、就職活動が8月から6月に前倒しになったことで変化した学生の動向や物流業界を志望する学生の傾向等について説明がなされ、会員企業・団体から多くの聴講者が参加した。

講演会終了後に開催された委員会では、挨拶に立った斎藤充委員長より「インターンシップ会場に実際に訪れ、学生の熱気を感じた。約300名の学生が目を輝かせ、前のめりになって何か掴んで帰ろうとする熱気が会場中に溢れていた。また参加者の6割が女性であることに驚くとともに、これだけ多くの女性が物流業界に興味を持っていることに感動を覚え、この流れをどうにか加速させていきたい」旨の発言があった。

議事では事務局から本年9月に開催された第3回物流業界インターンシップの報告が行われ、アンケート結果から、物流業に対する参加学生の理解が深まりかつ業界への就職志望も強まったことが読み取れる旨の説明があり、本事業を会員企業と共同して実施、継続していく重要性が再確認された。

また、事務局から上期活動報告として「女性の活躍を取り上げるコーナーの拡大」について報告が行われるとともに、「物流見学ネットワーク」の実施や「大学寄附講座」の報告がなされた。最後に下期に新たに取り組む事業として、物流連と大学、会員企業が共同で実施する「学内セミナー」や、来年1月21日（土）に開催される「第3回物流業界研究セミナー」についての概要説明が行われた。