[最新ニュース] 経営/政策

日通、アリババと業務提携し中国向け越境ECサービス提供

2016/08/02

日本通運(株)は8月2日、中国ECモール最大手の阿里巴巴集団(アリババグループ)と業務提携し、8月から同グループの越境ECサイト「T-MALL国際(天猫国際)」出店者への物流サービス提供を本格的に開始すると発表した。

アリババグループでは昨年の「独身の日」(11月11日)に、1日で571億1200万元(約1兆800億円)を売り上げているが、同グループの「ビックデータ物流プラットフォーム企業」である菜鳥網絡は日本発の物流プラットフォームを構築するため、昨年9月に国際輸送に関する業務提携契約を同社と締結し、「独身の日」関連で1万6千件の梱包、出荷、輸出業務を実施した。

この実績が評価され、本年4月1日、菜鳥と同社は改めて今年度の業務提携契約を締結、8月からECサイト出店者に対する案内を本格的に開始した。

具体的な業務提携内容は、菜鳥-出店者-同社間をEDI(電子データ交換)で結び、千葉県成田市の輸出拠点を菜鳥海外倉庫と位置付け、オーダー管理、通関情報、輸送履歴情報および運賃決済情報を連携することで「T-MALL国際」出店企業の円滑な販売活動を支援するというもの。

|↑一覧に戻る|