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三菱倉庫が新中期経営計画を策定、600億円を投資

2016/03/25

三菱倉庫(株)は3月25日、新たな中期経営計画2016-2018を公表した。これは、国内外の政治・経済・社会情勢の急速な変化に対応し、同社グループの一層の企業価値向上と将来に向けた成長力の強化を図るため、2019年3月期を最終年度として策定されたもの。

計画の基本方針は、(1)顧客のグローバルサプライチェーンの変化に適応する国内外一体のロジスティクス事業の拡充、(2)不動産事業の収益基盤の強化と拡充、(3)サービス品質の向上とCSRの推進、(4)経営資源の選択と集中、を軸としている。

具体的には基本方針に基づき、以下の3項目を基本戦略としている。

(1)国内外一体のロジスティクス事業の拡充と事業基盤の強化
顧客起点を徹底し、国内外一体のロジスティクス事業の領域拡大を図る。また、同事業の基盤強化のため組織再編等による体制整備を進め、サービス品質の向上とコスト競争力の強化を図る。

(2)賃貸を中心とする不動産事業の拡充
長期安定した不動産事業の収益性を確保するため、既存賃貸施設の機能維持・向上およびビル賃貸事業以外のビジネスの拡大を図る。

(3)グループ経営基盤の強化
グループ経営強化と経営資源の選択と集中を進め、グループ全体の生産性向上を図ると共に自然災害対策を始めとするリスク管理、地球環境対応、コンプライアンス、CSRを徹底。併せて適正な資本政策の実施と財務健全性の確保により企業価値の向上を図る。

業績目標(2018年度・連結)は、営業収益2,400億円、営業利益:155億円、経常利益:175億円、EBITDA(=営業利益+減価償却費)288億円。期間中に総額600億円(物流300億円、不動産300億円)の投資を予定している。

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