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SBS鎌田代表「日本の物流業界で誰も成しえなかったステージへ」

2022/01/05

SBSホールディングス(株)は1月4日、SBSグループの鎌田正彦代表によるグループ全従業員に向けた年頭所感(オンライン配信)の要約を発表した。

●年頭所感
これまでコロナ禍で苦しい生活を余儀なくされ、感染拡大が予断を許さない状況のなか、現場業務に真摯に取り組んでいただいた従業員の皆さんのおかげで、グループ業績は過去最高を達成できる見込みです。これはSBS東芝ロジスティクスの新規連結効果とSBSリコーロジスティクスの業績改善が大きな要因ですが、他のグループ会社もほとんどが予算達成し、全社が黒字化を果たすことができ、心から感謝を申し上げます。

昨年は東洋運輸倉庫、日ノ丸急送、旭新運輸開発、ジャス、アイアンドアイ、SBS古河物流が新たにグループ入りし、多種多様な会社が集まったことで何でもできる物流グループへと変貌を遂げました。また、10月に横浜に竣工した1万6,000坪の物流倉庫(横浜金沢物流センター )では、日本最大級のオートストアを導入してDX化を推進しており、今年も一宮、野田瀬戸と大規模倉庫の建設に着工しロボット等、最先端のLT(Logistics Technology)導入を行います。

一方で、ECの急拡大に対応すべく汎用性の高いEC物流システムの開発を進め、10年以内にEC物流で1,000億円規模の売上を獲得していく方針です。大規模倉庫の内部をロボットが縦横無尽に走り回り、配送まで自社で完結すればグループの優位性は高まるはずです。

本年4月に当社は東証プライム市場に移行します。サステナビリティの面でも厳しい基準が課せられますが、EVトラック導入や太陽光発電などにより脱炭素化、CO2削減に取り組み、ESG経営を推進していきます。

今年は新宿に本社を移転し、グループ会社が一堂に集結しますが、グループの発展には物理的距離を縮めて一体運営し、スピードアップすることが不可欠です。さらに、エントランスに大型サイネージを設置して現場の活躍をお客様にお見せし、ロボットなど最先端技術を展示するショールームも設けるなど、営業販促活動の支援を図ります。

本年のキーワードは「集(つどう)」としました。新本社に皆が集い、さまざまな交流から新たな出会いや発見を通じて、日本の物流業界でかつて誰も成しえなかった新たなステージで、大いに活躍できる企業集団をめざしたいと思います。

国内物流企業のトップティアをめざして、集う皆さんがさらに交わり、夢に向かって進化と発展を遂げる一年にしていきましょう。今年も素晴らしい年となることを願っています。

●SBSグループの鎌田正彦代表

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