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国交省、「内航未来創造プラン」1年の進捗を発表

2018/07/06

国土交通省海事局は7月6日、昨年公表された「内航未来創造プラン」の1年間の進捗状況を発表した。

同プランは国内貨物輸送の約4割、産業基礎物質輸送の約8割を担う内航海運について、「安定的輸送の確保」と「生産性の向上」に向けた具体的施策をとりまとめたもので、2017年6月に公表された。

策定から1年が経過したことを踏まえ、内航海運事業者の事業基盤の強化、先進的な船舶等の開発・普及、船員の安定的・効果的な確保・育成等に関する施策の進捗を確認した。

●進捗状況の概要
(1)同プランに基づく各施策を着実に実施していくため、海事局長を本部長とする「海事局内航未来創造プラン推進本部」を設置。各施策の進捗状況を確認するほか、省内での連携や意思疎通を図りながら、取り組みを進める体制を設けている。

(2)「海事局内航未来創造プラン推進本部」の第3回会合を7月5日に開催し、同プランの1年の取り組みの進捗を確認。内航海運事業者の事業基盤の強化に関しては、今年4月から登録船舶管理事業者制度の運用を開始。先進的な船舶等の開発・普及の取り組みでは、IoT活用船に関する先進船舶導入等の計画を8件認定したほか、自動運航船の実用化に向けたロードマップを策定した。また、船員の安定的・効果的な確保・育成については、船員安全・労働環境の取り組みのベストプラクティス集を取りまとめる等、施策の進捗状況が報告された。

(3)引き続き、各施策の実現を着実に進めるとともに、同プランに掲げられた「安定的輸送の確保」及び「生産性向上」に係る指標を基に、施策の効果の検証・評価を行っていく。

●「内航未来創造プラン」の具体的施策の進捗状況(詳細)
http://www.mlit.go.jp/common/001243028.pdf

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