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国交省、大型特殊自動車メーカー6社へ業務改善指示

2018/06/20

国土交通省は6月20日、大型特殊自動車メーカー6社に対して認証を受けていない事業場で分解整備作業が行われたことに対する業務改善を指示したと発表した。

今年4月に三菱ロジスネクスト(株)より道路運送車両法第78条に基づく自動車分解整備事業の認証を受けていない全国56事業場(子会社の販売会社)で道路運送車両法第49条で規定されたブレーキドラムを分解する等の分解整備作業を実施していた旨報告があったことから、同省は4月24日、同社に対して業務改善指示を行うとともに、大型特殊自動車メーカー関係団体に対して適切な分解整備を実施する旨を傘下会員に周知するよう指示した。

同事案を受けて各社が調査したところ、同日までに、住友ナコフォークリフト(株)等大型特殊自動車メーカー6社より、それぞれ三菱ロジスネクストと同様に、子会社(販売会社)または直轄工場において認証を受けずに大型特殊自動車のブレーキドラム脱着等の分解整備を実施していた旨の報告があった。

また、このうち3社では当該不適切な分解整備作業に、リコールの改修作業も含まれていた。このため、同省より大型特殊自動車メーカー6社に対して、以下の事項を実施するとともに、平成30年8月31日までに報告するよう指示した。

(1)認証を受けていない事業場で分解整備作業を実施した自動車について、速やかに認証を受けている整備工場で安全確認を実施すること。

(2)認証を受けていない事業場については、認証を取得するよう指導し、認証取得が困難な場合は分解整備を必ず外注させること。

(3)再発防止策を講じ、速やかに実施すること。

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