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物流連、人材育成・広報委員会を開催

2018/03/20

(一社)日本物流団体連合会は3月20日、尚友会館(港区霞が関)で平成29年度第2回人材育成・広報委員会(委員長:竹津久雄日本通運(株)代表取締役副社長)を開催した。
 
委員会冒頭に挨拶に立った竹津委員長より、「物流業界の昨今の問題として引越難民などと人材不足を背景とする内容が新聞等で大きく取り上げられている。これらは単に少子高齢化による労働人口減少という単純な背景にとどまらず、我々物流業界が抱えている構造的問題が複雑に絡み合って現れた現象ではないかと思っている。しかしながらここ最近当社でも女性の採用が増えるなど物流に目を向けてくれる学生が増えていると感じている。従って新たに採用される人材の能力を十分発揮できるような環境整備が重要であり、合わせて長期的な人材育成も大事になってくる」と発言した。
 
議事では、事務局から年間活動報告として今年度新たに実施した「物流学習」や「ホームページリニューアル」について報告が行われたほか、「物流業界で働く女性のインタビュー記事掲載」や「物流見学ネットワーク」等の継続事業が報告された。 
 
事務局からは今年1月に開催された第4回物流業界研究セミナーが報告され、参加学生のアンケート結果からセミナーに対する参加学生の満足度は高く、物流業界の理解の一助となる有意義な催しになったと報告され、今後も継続して実施していく必要性が確認された。 
 
最後に平成30年度活動計画の説明、活発な質疑も行われ、次年度もより物流業界を等身大で見てもらうための施策実行と発信力の強化をテーマとして活動していくことが承認された。

●竹津委員長(上)、委員会全景(下)

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