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国交省、日ASEAN物流専門家会合の開催結果を公表

2018/03/12

国土交通省は3月12日、先月末から2日にわたって開催された第13回日ASEAN物流専門家会合の開催結果を公表した。
同会合では、日ASEAN交通連携※ の枠組の下で「日ASEANコールドチェーン物流プロジェクト」を推進するため、「日ASEANコールドチェーン物流ガイドライン」案について議論を行った。また、ASEANにおけるグリーン物流の促進を支援するため、グリーン物流パートナーシップ会議のASEAN各国での展開やグリーン物流に関するベストプラクティス集の作成について議論した。
※2003年に創設された、交通分野における我が国とASEANの協力枠組。

●開催結果
(1)昨年9月、東京で開催された前回会合に引き続き、日ASEANコールドチェーン物流ガイドライン案について議論を行い、今後は今年11月にタイ・バンコクで開催される第15回日ASEAN交通大臣会合における承認に向けて、ASEAN交通円滑化ワーキンググループ会合等で議論を行っていくことを確認。

(2)ASEANにおけるグリーン物流の促進を支援するため、「グリーン物流ビジョン&アクションプラン」*に基づき、我が国のグリーン物流パートナーシップ会議をモデルとして、ASEAN各国に同会議を設置していくことが確認されたほか、日本およびASEAN各国のグリーン物流に関するベストプラクティス集を作成し、第15回日ASEAN交通大臣会合に提出することを確認。

*ASEANにおけるグリーン物流推進のリード国であるマレーシアとともに、ASEAN各国において実行可能なグリーン物流施策の推進に資する共通の枠組の構築を目指す取り組み。ASEANでの「グリーン物流チェックリストの策定」や「グリーン物流ベストプラクティス集の策定」、「グリーン物流パートナーシップ会議の開催支援」等に関する技術支援を行うもの。

●開催概要
開催日時:平成30年2月28日(水) 9:00~17:30、 3月 1日(木) 9:00~12:00
開催場所:プルマン・クアラルンプール・シティセンターホテル(マレーシア・クアラルンプール)
参加者:合計46名
・日本側:町田国土交通省総合政策局国際物流課長、日本ロジスティクスシステム協会、学識経験者、民間事業者 等
・ASEAN側:カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、タイ、ベトナムの交通担当省、ASEAN事務局等(ブルネイ、シンガポールは都合により欠席)

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