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国交省、自動運航船実用化のロードマップ等を議論

2018/02/21

国土交通省は2月21日、交通政策審議会海事分科会海事イノベーション部会の第5回会合を開催した。

同会合では、昨年12月に開催された第4回部会で重点的に議論することとなった課題に関する業界ヒアリングの結果を報告。今後短期的に取り組むべき具体的施策の要素を盛り込んだ報告書骨子案を提示し、大筋了承された。

●主な結果
(1)業界ヒアリング結果を踏まえ作成された短期的に取り組むべき課題・対応策を盛り込んだ報告書骨子案を審議し、概ね了承された。報告書骨子案では、海事生産性革命(i-Shipping&j-Ocean)として取り組んでいる革新的技術研究開発補助、日本人材の確保・育成、外国人材の活用方策等に関する今後の方向性や、自動運航船の実用化に向けたロードマップ等が示された。

(2)委員からは、自動運航船のロードマップに船員の教育面を考慮すべき、iShipping(船舶の開発・建造から運航に至る全てのフェーズにICT[情報通信技術]を取り入れ、造船業の生産性向上と燃料無駄遣い解消・故障ゼロの運航を目指す取り組み)と自動運航船について技術開発や人材育成等相互に関連する内容が多いため関連づけて記載すべき等の意見があった。

(3)次回会合までに委員からの指摘事項を踏まえた中間取りまとめを作成し、次回会合において審議することになった。
次回の第6回部会は3月28日の開催予定。

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