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センコー、平成30年3月期第3四半期は増収減益

2018/02/09

センコーグループホールディングス(株)は2月9日、平成30年3月期第3四半期の連結業績(平成29年4月1日~平成29年12月31日)を発表した。連結経営成績(累計)は、営業収益が3,730億800万円(対前年同期比8.5%増)、営業利益が133億4,600万円(同6.5%減)、経常利益は134億6,600万円(同6.7%減)、当期純利益は74億3,500万円(同2.7%減)となった。

国内では、4月に海運事業のさらなる拡大を進めるため、JX金属グループの海上輸送を手がける日本マリン(株)ならびに栄吉海運(株)の全株式の60%を取得。10月にはグループ車両勢力を増強。事業拡大を図るため、神奈川県を拠点に関東地区で貨物自動車運送事業などを営む安全輸送(株)を傘下に収めた。

物流センターは、中部地区の物流機能強化を目的に、4月に四日市「第2PDセンター」(三重県四日市市)、7月には「新小牧PDセンター」(愛知県大口町)の稼働を開始。12月には「広島PDセンター」(広島県広島市)を稼働し、中国地方の物流機能の強化も図った。また、東日本地区では大手ドラッグストア関連物流の業務拡大を図るため、6月に「嵐山物流センター」(埼玉県嵐山町)、9月に青森県で初の物流拠点となる「青森物流センター」(青森県五所川原市)、10月に「新富士PDセンター」(静岡県富士市)の稼働を開始した。

海外では、4月にシンガポールを拠点に国際航空・海上輸送事業などを営む 「Skylift Consolidator(Pte)Ltd.」をグループに迎え、物流ネットワークの拡充と営業基盤の強化を推進。またベトナムでは、現地法人がホーチミン近郊で日系企業のフォワーディング業務を5月から本格的に開始したほか、韓国では、10月に釜山新港で2棟目となる「NH-SENKO物流センター」を稼働した。 

これにより、通期連結業績予想は営業収益5,000億円(前年比9.8%増)、営業利益180億円(同5.4%増)、経常利益183億円(同5.8%増)、当期純利益99億円(同10.6%増)と当初予想から変更しなかった。

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