2018/02/16

(株)ホームロジスティクスの通販通販発送センター(神奈川県川崎市)を、2月15日、来日中のノルウェー首相が訪れ、同社が2016年に国内初導入したノルウェー製品のロボット倉庫AutoStore稼働状況などを視察した。ノルウェー首相が日本の物流倉庫を訪問するのは今回が初めて。

センターを訪れたアーナ・ソールベルグ首相および視察団一行は、事務所メンバーによるノルウェー語での出迎えを受けた後、巨大なロボット倉庫を見学。続けてピッキングの作業体験も実施するなど、同社代表取締役の松浦学氏の解説を受けながら、日本における物流マテハンの稼働状況を目の当たりにした。

視察後には「国内人口の少なさから機械による効率化機器が進化したノルウェーの製品が、高度な先端テクノロジーで世界に知られる日本の地で役立っている現状を知って喜ばしい。実際に物流の作業をしてみて、重たい物を人の手で運ぶ大変さも実感できました。日本の高価な土地の上で効率的に空間活用するために、ノルウェー製品は今後も一層お役にたてると期待しています」と述べた。

一方、松浦氏は「一国の首相が当社の施設を視察されるという栄誉に恵まれたのも、単に製品を導入したというだけでなく、一番初めに導入したフロンティアであることが大きな要因だと認識している。その意味でも、今後も意欲的な先端テクノロジーの導入を継続して行きたい。また、実際に同国の女性リーダーにお会いして、我々の女性活用の取り組みもますます加速させていかねばならないと刺激を受けた」と印象を語った。