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RIZAP、戦略的統合物流モデルを構築

2017/11/01

RIZAPグループ(株)は11月1日開催の取締役会において、グループ全体の物流機能の最適化および強化を図るため、戦略的統合物流モデル「シェアリングサプライチェーン」構築に関する方針について決議した。

同社グループは連結子会社63社より構成され、「自己投資産業グローバルNo.1」をグループビジョンとして掲げ、美容・健康関連事業、アパレル関連事業、住関連ライフスタイル事業、エンターテインメント事業を展開中。

シェアリングサプライチェーンとは、グループの複数の企業が同じ倉庫での商品管理、配送センターの共有および共同配送を通じ、物流コストを抑えながら流通量を増やすことによってサプライチェーン効率の最大化を目指した新しい統合物流モデル。

取組みを通じた物流機能の強化により、グループ全体の物流コストの最適化および配送リードタイムの短縮等を通じた顧客満足度の向上による競争力強化につなげていく方針。

(1)RIZAPグループ共有の物流プラットフォーム構築
・国際物流における倉庫・コンテナ等の共有による積載効率の最大化
・国内倉庫の統合、3PL委託および在庫管理の最適化
・AI技術を活用したサプライチェーンの各プロセスにおける最適配分の実現
・スケールメリットを活かしたグループ配送料金の統一

(2)国際物流効率の最大化
・川上の海外調達から川下の最終配送目的地(ラストワンマイル)に至るまでの一貫輸送の実現
・海外調達先から国内倉庫を経由せずに店舗までの直送による物流コストの最適化
・海外倉庫での流通加工による国内物流作業コストおよび物流コストの圧縮

同方針による効果として、サプライチェーン全体の大幅な効率化を見込んでおり、具体的には、3年後(2021年3月期)までの目標数値としてグループ全体の物流関連コストの25%以上を削減する方針。

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