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SCG Yamato、小口保冷配送国際認証取得  

2018/05/24

ヤマトアジア(株)とSCGセメントビルディングマテリアル社との合弁会社SCG Yamato Express Co., Ltd.は5月24日、小口保冷配送サービスに関する国際規格 PAS 1018:2017の認証を取得したと発表した。 

また、認証取得にあたって、5月23日にPAS 1018の認証書授与式が行われた。 

PAS 1018:2017とは、小口保冷配送サービスのうち、荷物の積み替えを伴う輸送形態を対象とする国際規格。車両に搭載されている保冷庫などの空間の温度管理を中心に、配送中の積み替え作業に関する要求事項が規定されている。ヤマトホールディングスを始め、日本国内の保冷宅配便サービスを扱う事業者、海外の業界団体等の組織も参画し、2017年2月28日に策定された。 

●認証取得の目的
経済成長著しいタイは製造業を始めとする日系企業が多数進出しており、中国に替わるアジアの製造拠点の1つとして確立されている。また、人口 6,800 万人を超える消費国として今後さらなる経済発展が期待されている。こうした経済成長を背景に中間所得層が増え、食の安全・安心に関する意識が高まると同時に、日本の食材や日本食にも注目が集まっている。

SCG Yamatoは2017年3月よりバンコク都及び周辺地域におけるクール宅急便のサービスを提供しており、主にタイ国内におけるEC市場から出荷された保冷食材、また日本から輸入された保冷食品などを、日本と同様の品質で飲食店や各家庭に届けている。
 
●認証を受けた会社および概要 
認証登録組織:SCG Yamato Express Co., Ltd. 
認証登録番号:TCDS 683631 
認証登録範囲:クール宅急便、国際クール宅急便 ※SCG Yamatoで取り扱う国際クール宅急便は日本発タイ国内での配達のみ。  
認証機関:BSIグループジャパン(株) 
認証登録日:2018年4月26日
 
●今後の取り組み
今回のPAS 1018の認証取得を機に、今後も高いサービス品質を維持し、顧客に安心して利用してもらえるサービスの提供を行うだけでなく、アジアを中心とした各国の物流事業者に対し、認証取得に向けた働きかけを行うことで各国の小口保冷配送サービス市場の健全な成長と拡大に貢献していく方針。
 
●授与式の様子。左から、SCG Yamatoの濱西陽司取締役社長、BSI ThailandのBookkhalakorn Chaidee統括営業本部長、SCG Yamatoの山崎栄取締役副社長 

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