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日本郵便、UGX利用の中国個人宛て配送サービス開始

2017/11/30

日本郵便(株)は11月30日、レントングループと連携し、中国の越境EC向けにクーリエ(KJ)通関及び事前電子データによる通関(e-Express)を利用し「ゆうグローバルエクスプレス」(UGX)による中国個人宛て配送サービスを開始すると発表した。

日本発中国宛の越境EC市場は、2016年は対前年比+30.3%と成長著しく、今後も更なる成長が見込まれる中、従来のEMSを始めとする国際郵便サービスを使った発送のみならず、中国越境EC総合税による通関を用いた配送需要が拡大しており、先般、これを利用したUGXによる配送サービスを開始した。

一方この中国越境EC総合税を利用するためには中国税関に対し事前に商品登録や、受取人の中華人民共和国居民身分証を含む輸入通関に必要な情報の提出が必要で、越境ECプラットフォームに出品していない越境EC事業者には三単情報の取得が難しかった。

そこでこの度、すべての越境EC事業者がより簡便に中国個人宛の配送サービスができるよう、事前の商品登録や三単情報の提出不要な以下の2つのサービスを提供する。

(1)UGX・クーリエ(KJ)通関を利用した配送サービスレントングループがクーリエ(KJ)通関業務を実施する個人宛て配送サービス(行郵税が適用)。荷主又は荷受人から中国個人IDの提出が必要。
(2)UGX・事前電子データによる通関(e-Express)を利用した配送サービスレントングループ、中国郵政及び香港郵政が共同で開発した中国越境EC向け事前電子データによる通関を利用した個人宛て配送サービス(行郵税が適用)。中国個人IDの提出は原則不要。

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