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ヤマト、シンガポール・中国間で小口混載輸送サービス

2017/02/10

ヤマトホールディングス傘下の東南アジア地域統括会社のYAMATO ASIA PTE.LTD.(YA)は、マレーシアを本拠地とするクロスボーダー陸上幹線輸送事業者OTLグループ(OTL)への出資を完了し、シンガポール・中国間の陸上幹線輸送ネットワークと現在東アジアおよび東南アジアに展開している各国の小口輸送ネットワークを結合、定期的に幹線輸送を行う小口混載輸送(LTL)サービスの提供を2017年2月15日から開始した。

現在、東南アジア市場は、AEC(アセアン経済共同体)の発足により各国の市場の活性化が進み、東南アジア域内だけではなく、東アジア各国とのクロスボーダー物流も年々拡大中。ヤマトグループは、そのグローバル戦略において重要な機能と考えている各国での小口輸送ネットワーク間を繋ぐ幹線輸送機能として、2016年8月にマレーシアを本拠地とするクロスボーダー陸上幹線輸送事業者であるOTLへの出資を決定したもの。

今回OTLがグループの一員になったことを機に、シンガポールから中国までの6,000kmの陸上幹線輸送ネットワークと現在東南アジアおよび中国で展開している小口輸送ネットワークを結合させたクロスボーダー小口混載輸送サービスの提供を開始する。

●小口混載輸送サービス概要
(1)Door to Doorの一貫輸送東南アジア各国の小口輸送ネットワークとOTLが保有する陸上幹線輸送ネットワークを結合し、集荷から配達まで一貫したDoor to Doorクロスボーダー輸送サービスを提供。
(2)スピーディーかつ高品質な輸送各国の国境付近に保税倉庫を持ち、自社の社員・車両によるオペレーションを行うことでスピーディーかつ高品質なクロスボーダー輸送や、マレーシア、タイ、ベトナムなどでエアサスペンショントラックによる高品質な輸送も可能。
(3)定期的な運行スケジュール区間によって週2~3便の定期的な幹線輸送を行い、ニーズに合わせた拡大も検討、ビジネスに合わせた最適な物流の構築が可能。
(4)高品質のセキュリティシステムGPSによる全車両の位置確認、CCTVカメラによるコンテナ監視、コンテナの解錠を本社で一括管理(E-Lockシステム)等が可能。
(5)主な輸送対象地域・リードタイム
香港~ハノイ発送日+2日
深セン~ハノイ発送日+1日
ハノイ~バンコク発送日+2日
バンコク~ペナン発送日+1日
ペナン~クアラルンプール発送日+1日
クアラルンプール~シンガポール発送日+1日
深セン~シンガポール発送日+7日
※上記は主要都市間の目安の日数。

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