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日通、マレーシア・日本間のハラール一貫輸送が可能に

2016/03/10

日本通運(株)は3月4日、、日本ハラール協会(JHA)から倉庫および輸送に関するハラール認証を2月26日に取得した。同社は2014年12月にマレーシアイスラム開発局(JAKIM)から同国内でのハラール輸送認証を取得しており、両国でハラール輸送の認証取得を受けた日系物流企業は同社が初めて。

JAKIMのハラール認証は、世界で複数ある認証の中でも最も厳しい基準といわれる。JHAはそのJAKIMと相互認証を行っており、JHAの認証を受けたことで、マレーシア・日本の両国間において、より高いレベルで「ハラール一貫輸送」の提供が可能となった。

同社グループで一貫輸送することにより、ハラールにおいて重要視される高いトレーサビリティ(輸送経路、経歴の追跡)の提供できる。

なお、倉庫認証については、東京海運支店東京食品ターミナル事業所(所在地;東京都大田区東海6-3-2)内にハラール専用エリアを設置し、搬出入、保管、倉庫内作業までハラールに対応した作業環境を確保。輸送認証では、専用のカゴ型台車にハラール製品を積載して運ぶ方式で取得した。この方法により、トラック1台に満たない小ロット貨物の輸送が可能となる。

同社は、引き続き日本・マレーシア以外の国々を含むハラール製品供給国とイスラム諸国をつなぐグローバルなハラールロジスティクスネットワークを整備し、ますます成長するイスラム市場へ進出する顧客のサプライチェーンをサポートしていく予定だ。

●東京海運支店ハラールエリア(左)とハラール専用台車(右)

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