[最新ニュース] グローバル

郵船ロジ、ジャワ島スマラン空港発の航空混載を一貫手配

2016/02/25

郵船ロジスティクス(株)は2月24日、同社のインドネシア法人PT. Yusen Logistics Indonesiaがジャワ島中部にあるスマラン空港(アフマド・ヤニ国際空港)発の混載サービスを開始したと発表した。日系物流企業初となる自社混載サービスにより安価で迅速な輸送サービスを提供するとともに、集荷、通関も含めた輸出オペレーションを自社で一貫手配する。

中部ジャワ州の州都スマランはジャカルタの東約500kmに位置し、賃金水準などから近年自動車やアパレルなど労働集約型の産業が進出している。これまでスマランから海外へ航空輸出する際はジャカルタに貨物を陸送し、ジャカルタ発の国際線へ貨物を搭載する必要があったが、道路状況が悪く洪水などでサプライチェーンが寸断されることもあり、迅速かつ確実な輸送ルートの構築を望まれていた。このような物流需要と進出企業の増加に伴い今回、航空輸出の自社混載サービスを開始したもの。

新サービスにより、スマランに拠点を置く顧客に同地域をベースとした高品質な輸出オペレーションを提供する。これまでジャカルタへ陸送後に手配されていた航空運送状の発行や通関をすべてスマランで行えるようになったことで、輸送日数と陸送コストを削減できる。スマランからは、ジャカルタやデンパサール、シンガポールなどを経由し、世界各地へ輸送る。例えば、スマランの同社指定場所に午後2時までに搬入されれば、翌朝に成田空港へ到着する手配ができ、緊急出荷にも柔軟な対応が可能。

●新サービスのメリット
1.輸送日数削減
 スマランからジャカルタへの陸送を航空便に切り替えることによって、約1日リードタイムを削減
2.コスト削減
 スマランからジャカルタへの陸送を航空便に切り替えることによって、トータルの輸送コストを削減
3.日系物流企業唯一となる自社一貫オペレーション体制
 スマランで集荷、航空運送状の発行、通関など各種輸出オペレーションを自社手配できる唯一の日系物流企業として高品質な一貫サービスを実現

|↑一覧に戻る|