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センコー、中国で冷凍・冷蔵物流体制を構築へ

2015/12/24

センコー(株)は12月22日、冷凍・冷蔵物流事業を展開するグループ企業の(株)ランテックと共に、中国の国営会社で航空貨物輸送を主とする、中外運空運(シノトランスエア)と、中国で冷凍・冷蔵物流業務を行うため、新会社設立の合弁契約基本合意書を締結した。

現在、センコーはMoving Globalをコーポレートスローガンに、国際物流事業の強化に取り組むとともに、昨年グループに迎えたランテックと、互いの得意分野を活かした3温度帯物流事業に取り組んでいる。

一方、シノトランスエアは中国で航空貨物輸送代行などの物流業に従事しており、国営企業として中国国内で急速に進む冷凍・冷蔵物流需要に対する取り組みを検討している。今回の合弁会社設立を機に、センコーの現場力とランテックの冷凍・冷蔵物流の技術・ノウハウを活かし、シノトランスエアが中国国内に保有する拠点、土地を活用し、高品質な冷凍・冷蔵物流ネットワークの構築に取り組む。

合弁会社は来年2月に設立予定で、上海浦東国際空港に隣接する土地で2017年7月に冷凍・冷蔵物流センターを稼働させ、以降、2024年度までに中国の主要都市で計8か所の冷凍・冷蔵物流センターを開設する計画だ。

●合弁会社の概要
設立  :2016年2月(予定)
所在地 :上海市浦東新区
資本金 :1千万人民元(約1.9億円)
出資比率:シノトランスエア(50%)、センコー(25%)、ランテック(25%)
合弁期間:会社設立から20年間
董事会 :シノトランスエア 4名、センコー3名、ランテック 1名
経営管理:センコーグループ=総経理1名、副総経理1名、シノトランスエア=副総経理1名

調印式の模様
前列左から 福田社長(センコー)、張 淼総経理(シノトランスエア)、瀧内社長(ランテック)

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