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日通、中国内陸から香港までトラックで一貫貨物輸送

2015/12/21

日本通運(株)は12月18日、中国内陸部から香港までトラックを利用する国際輸送サービス「NEX E-ASIA 香港GW(ゲートウェイ)」の開始を発表した。

同社現地法人・香港日本通運(株)(社長:中島猛)が、中国内陸各都市から米州・欧州向けの貨物を対象に香港までトラックで運送。香港からは航空便を利用するトラック&エアーサービスとなり、12月20日から開始する。各都市から香港空港までの輸送は、日通グループが手配する。香港空港では、同社スタッフが自社上屋で積付け作業を実施、着地国での貨物取り扱い、配送も日通グループが行う高品質な発着一貫貨物輸送サービスとなる。
具体的には、成都、重慶、貴陽、厦門、広州の5都市の最寄り空港から直接航空機に搭載せず、香港空港までトラック輸送を利用し、香港空港から航空機に搭載して米州・欧州向けに輸送を行う。貨物専用機が数多く就航する香港空港から航空輸送網に接続することで、大口貨物でも安定したスペースを確保できる。

コスト面では、上記5都市から直接航空機を利用して輸送する場合と比べ、貨物のリードタイムは1~2日多くかかるものの、輸送コストは約10%削減可能となる。

同社は、チャイナプラスワンにより、ベトナム北部にも多くの製造業が進出していることに注目。ハノイから同社の「SS7000」陸路ルートで香港空港までトラック輸送し、米州・欧州に輸送するサービスを2016年春から開始する予定だ。


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