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日通、カンボジア発複合混載輸送サービスで大阪向け開始

2015/11/09

日本通運(株)は11月6日、同月第2週からコンテナ1本に満たない貨物を運ぶカンボジア発日本向け複合輸送サービス「NEXSAO - CAMBODIA SAT(ネックスサオ - カンボジア サット)」を充実させ、大阪向けの取扱いも開始すると発表した。

同サービスの運賃は、航空混載便の約15分の1、全行程海上輸送に比べリードタイムを2日短縮できるのが特徴。また、プノンペン-ホーチミン間は自社トラックによるクロスボーダー一貫輸送なので、積み替えによる荷物へのダメージを低減できる。

従来、カンボジア発日本向けの海上混載輸送は、シンガポール経由で行われており、同港で海上コンテナを一旦開けて、すべての荷物を積み替える作業が必要だった。同社は、日系企業で初めてカンボジア・ベトナム両国間を同一車両で通行できる「ダブルライセンス」を取得し、国境での積み替え作業なしの陸・海一貫輸送が可能となった。

これを受けて2014年4月から、コンテナ1本単位の複合輸送サービス「CAMBODIA-SAT」の販売を開始。2015年7月には、東京向けに混載サービスを開始した。同サービスは開始以来、大阪向けサービスの要望が多数あったという。

同社では今後、欧米など日本以外の仕向地へのサービス拡充も検討する。

サービス概念図

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