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日立建機、中国で保守部品の供給体制を再構築

2015/04/22

日立建機(株)は4月21日、日立建機の連結子会社・日立建機(上海)有限公司(日立建機(上海))の保守部品の「部品センタ」機能を、(株)日立物流の連結子会社・日立物流(中国)有限公司が新たに開設する「東上海物流センター」に集約し、2015年5月6日より稼働させると発表した。

中国における建設機械および鉱山機械の保守部品の供給体制を再構築するための措置で、中国での保守部品の物流業務を、日立物流(上海浦東)有限公司に3PL委託し、物流コストの低減をしながら、供給体制の効率化および迅速化を図っていく。

具体的には、これまで上海市内に分散していた保税区外の部品倉庫を、中国最大の貿易拠点である上海港や上海国際浦東空港へのアクセスが良い上海市浦東新区内の1カ所に集約。中国国内約350か所におよぶ代理店ネットワークに、保守部品を供給する拠点として整備する。今回の集約にあたり、中国での保守部品の物流運営業務を、豊富な経験や管理システムを有する日立物流グループに3PL委託し、保守部品の物流効率の最適化の実現を目指す。

また、日立建機(上海)が創業以来取り組んでいる部品再生事業を強化するため、主要コンポーネントの「再生センタ」を同敷地内に移転・拡張る。これにより、建設・土木向け製品用再生部品に加え、超大型油圧ショベルや鉱山用ダンプトラックなどの鉱山機械用再生部品のラインアップを強化・拡充し、鉱山関連の顧客が所有する機械の保守・メンテナンス費用を低減し、満足度の向上を目指す。

さらに、日立建機(上海)の「教育センタ」を同敷地内に移転し、販売・サービスの一体経営の推進や教育プログラムの開発など、日立建機(上海)および代理店における戦略的な提案営業力の強化に取り組むとした。

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